基本として、問題解決力が高い人がいます。
そのような人は、目の前になにか起こると、自分の力で解決できます。
当然、幸せな人生を手に入れやすいですし、他人よりも豊かになるチャンスも多い。
夢を叶えたい、人生を豊かで実りあるものにしたいなら。
問題解決力が高いことは、必須であるといえます。
一方で、みじめなほど問題解決力のない人もいます。
このような人は、一般的に残念で悲しいことが多い人生で終わるものです。
では、問題解決力の高低は何できまるのでしょうか。
たった1つ、それは自己責任の感覚があるか否かです。
○○が起こったのは、自分の責任であるという感じ方、考え方。
これができる人は、問題解決力があります。
逆に、あらゆることを「他人の責任」にして、他者を責める
ことで解決しようとする人には、問題解決力がありません。
自分の責任=自分で変えていくことができる、という感覚だからです。
書籍『主体的に動く』(ディスカバー社)では、この自己責任の感覚を
4つのステップに分けています。
1.現実を見つめる
2.当事者意識を持つ
3.解決策を見出す
4.行動に移す
現実を受け入れない人、現在の状況が「自分の責任ではない」と考える人は
人を責めながらも、自己無力感にさいなまれます。
そのような人は、絶望的に問題解決力がありません。
問題解決力のある人、ポジティブ思考の人は、そのような人を嫌う
はずです(一緒にいて良いことが何も起こらないので)。
最近は、accountability(説明責任)という言葉もよく使われますが、意味を広げて責任の自覚という形でも使われています。ブラック企業のような悪用はぜったいにダメですが、ビジネスにおける自己責任の感覚は、その人やチームに大きな問題解決力を授ける重要なものだといえるでしょう。