2021年から2022年の2年間、コロナの影響で様々な業界、業種が強い打撃を受けました。
一方で2022年から2023年の移行期には、ビジネス環境の悪化を冷静に分析した企業の多くは
回復のための対策を打ち、もともとの成長路線に復帰している事実があります。
状況の変化、環境の悪化に対処できた企業と、そうでない企業。この2つにはどんな
違いがあったのでしょうか。その違いのうちの一つは、自ら成長戦略を設計して
実践できるか、社会環境の好況を受けて成長を続けてきたかという各企業の
経験の歴史の違いのあると思われます。
歴史の長い企業は、日本国内には少なくありません。
一方で、歴史の長い企業でかつ、成長を長く継続できている企業は極めて
少ないという事実があります。存続するのではなく、自らの成長を意図して
設計できること。これは企業内の戦略文化として、大きな差を生み出してく
ものなのです。